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言葉に関する考察その2 (もしくは単なるあげあしとり) |
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これは完全なあげあしとりなので、そのつもりで読んでもらいたい。 たしか小学生の時だったと思う。算数の時間に「以上」と「以下」と「未満」という言葉の意味を習った。 ほとんどの方がご存知だと思うが、一応おさらいをしておきたい。 「以上」というのは、「それを含んでそれより大きい」という意味。 「以下」というのは、「それを含んでそれより小さい」という意味。 「未満」というのは、「それを含まずにそれより小さい」という意味。 これで間違いはないはずである。 さて、ここでまずわたしが疑問に思ったのは、なぜ、 「それを含まずにそれより大きい」という意味の言葉がないのか、ということである。 もしかしたら、わたしが知らないだけかもしれない。どなたか、ご存知の方がいらっしゃったら、教えていただきたい。 それはそれとして、これらの言葉を覚えたとき、当時小学生だったわたしなりに考えたことが他にある。 「以」というのは、「それを含んで」という意味なんだな、ということだ。 ところが、実際にはそうではなかった。それを知ったのは、「関係者以外立ち入り禁止」という言葉を知った時だった。 ほとんどの方がご存知だと思うが、念のためにおさらいをしておくと、「関係者以外立ち入り禁止」というのは、「関係者しか入ってはいけない」という意味である。 もし「以」が「それを含んで」という意味だとするとどうなるか。 「以外」というのは「それを含んだ他のもの」という意味になり、実際には「すべて」という意味になってしまう。 「関係者以外立ち入り禁止」の場合、立ち入り禁止の対象に関係者も含まれることになり、誰も入れない場所ということになってしまうのだ。 こうなってくると、そもそも「以外」という言葉の存在自体、意味がなくなってしまうのだ。 ちなみに、「以外」という言葉の意味は、「それを除いたほか(のもの)」という意味になる。とすると「以」というのは、いったいどういう意味なんだろう? 辞書によれば、「範囲・方位などの基点を示す。それよりの意」とあるのだが、そこには、基点を含むのか含まないのかは明示されてはいなかった。 これも、どなたかご存知の方がいらっしゃったら、ご一報いただきたい。 ついでにもうひとつ。 これは、小学校の理科の時間だったと思う。 「希硫酸」だとか「希塩酸」だとかいうのを教わった。ここで「希」というのは、「薄い」という意味になるということを教わった。 では「希望」という言葉は、「望みが薄い」ということになるのか? それはそれで、なんとなくあっているような気がしないでもないんだが・・・・ 念のために書き添えておくが、「希」には「めったにない。少ない。珍しい」といった意味の他に、「こいねがう」という意味もあるということぐらい、辞書を調べればすぐにわかるので、これに関してはご一報いただく必要はない。 |
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