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1998.03.10
読んでいるあなたにはどうでもいいことだろうが、先月わたしはめでたく誕生日を迎えた。今年で何歳になったのかは、今回の話しとは関係ないので省略するが、わたしは去年年男だった。もちろん満で。言っておくが、48才ではない。もちろん12才ということはありえない。たぶん、還暦にはなっていないと思うが、自信はない。そのぐらいの年齢である。 どうも世間の人にとって、30を越えたあたりから、誕生日というのがあまりめでたい日ではなくなるようだ。もちろん、みんながみんなというわけではないだろうが、誕生日だからといって喜んでいる人はあまりいないように見受けられる。自慢してしまうが、わたしはいまだに誕生日がめでたい。なんでめでたいのかはよくわからないが、とにかくめでたい。 ところが、めでたいと思っているのが本人だけだからか、単に友達が少ないからか、誕生日だというのにもかかわらず、わたしにプレゼントをくれる人はまったくと言っていいほどいない。これは非常に哀しいことである。誕生日にはプレゼントとケーキ。いくつになってもこれは重要なことだとおもうのだが、いかがなもんだろう。 で、誰もプレゼントをくれないものだから、十年ほど前からわたしは、自分で自分に誕生日のプレゼントを贈るのを恒例行事にしている。これもこれで哀しいことである。しかし、実はこれはこれでなかなか楽しい。年が明けた頃から、「今年は何を買おう」と考えるのが、結構楽しみになってきている。 去年はリブレット50を買った。数年前にはQV−10Aを買った。カラープリンタも買ったし、デスクトップパソコンも買った。と、こうやって考えてみると、その手のデジタルモノばかり買っているように見えるが、実際その通りなのだ。他のジャンルの物を買ったことはないし、買おうと思ったこともない。 で、今年である。今年の候補はふたつあった。 まずひとつ目は、PHSと携帯電話とリブレットを持っているのだから、カードモデムでも買って「もばいる」とかいうのをやってみようか。というアイデアだった。しかし、よくよく考えてみると、わたしは出歩くような仕事はしていない。一日中パソコンの前に座り、席を離れるのはトイレに行くときか煙草を吸いに行くときぐらいのものだ。と書けば、わたしの喫煙量を知っている人ならば「なんだ、仕事してないのか」とわかってくれるだろうが、それはここでは関係ない。e−mailとかいうやつも、仕事の定期連絡のようなものは毎日来るが、これは特に緊急を要するものではないし、たまに緊急のメールがあったとしても、一日中パソコンの前にいるのだから、得に問題はない。プライベートなメールなんぞ、週に1通来ればいい方。来なけりゃ1ヶ月ぐらい平気で来ない。ここにも友達がいない証拠が顕著に現れている。 こんなわたしが「もばいる」とかいうやつをやる必要があるだろうか? もちろん、「もばいる」というのはメールだけではない。外からインターネットに入り込んで、そのときに必要な色々な情報を手に入れる、というものでもいいわけだ。しかし、わたしが必要になる情報というのは、インターネットに入り込まなくても、大抵は書店で済む。ちょいと立ち読みさせていただければ、それで事足りてしまうのだ。なにも電話代出してアクセスする必要はない。 外でホームページの更新をして・・・・というのもあるだろうが、このページの性格上、外からアクセスする必要性はまったくない。まさか、映画館で映画見ながら「感想文のようなモノ」を書くわけにも行かないだろう。 というわけで、第一の候補は比較的簡単に却下された。 そして第二の候補である。 じつは本当はこっちの方がほしかった。ただ、同系列の物を数年前に購入したばかりだし、現在手持ちのそれ自体もあまり活用しているとは言えない状況だから、買っても使いそうにない、という不安があった。もちろん、過去に買ったものよりも、現在出ているものの方がバージョンアップして、機能も充実して来ているのだから、それなりに使い道は変わって来るだろう。ということで、今年の自分への誕生日プレゼントは、それでほぼ決まりかけていた。 ところが、数日前のことである。友人(いないんじゃなかったか?)の一人がさも「いいだろぉ」といいたげに、わたしが買おうと思っていた物と同系列の物を手に入れたという報告をしてきた。確かにそれは、わたしが買おうと思っていたその物ではない。だが、そいつよりも後にそれと同系列の物を買うのは癪に障った。しかも、わたしが買おうとしていたのは、その友人が買ったものよりも1ランク上の製品なわけだから、「あいつはくやしくてランクが上の物を買ったに違いない」と思われるのもくやしい。だが、欲しかったことに変わりはない。前から欲しかったんだよぉ! ということで、買ってまいりました。QV700。 いやぁ。遊べる遊べる。 連写はするわ、パノラマは撮るわ、ストロボは光るわ、タイトルは入るわ(あ、わたしはこれ、別にいらないんですけどね)、合成はできるわ、レンズは回るわ・・・・って、こりゃもとからか。とにかく、いきなり思い切り遊んじゃいましたよ、ホントに。 QV10Aに比べれば、画像もきれいだしね。まあ、あっちこっちに書かれているように、シャギー(ったって、髪型ではない)が多少強いけど、わたしは別に芸術写真を撮ろうとか、グラビア写真撮ろうとか思っているわけではないので、これで充分事足りる。 そしてもちろん、QVシリーズ初のコンパクトフラッシュメモリ対応である。ケーブル繋いでチンタラ転送しなくてもいいのだ。あいにく、PCカードアダプタは標準では付いていなかったが、それも千数百円で買えるのだから、買わないはずがない。早速リブレットに差し込んで読み込んで、部屋でひとりでニンマリしているのは、変な奴だからではない。 で、通常ならば、撮った写真をホームページに載せるところだろうが、そこはそれ。わたしの性格からして、そんな当たり前のことはしない。もしかしたら、そのうちするかもしれないが、とりあえず今はしない。 と、まあ喜んではいるんですが、欠点もありますよね、当然。 まず、でかい。でかいから重い。とはいっても、もちろん片手で持っていられる程度の重さですから、気にしなければ気にならないし、ダンベル代わりに腕を鍛えることに・・・・なるわきゃないな。 |
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