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[ エッセイのようなモノ ]
「コラムのようなモノ」のようなモノ

1998.08.18

 なんだか久しぶりの「コラムのようなモノ」である。久しぶりなのには、ちゃんと理由がある。いや、あんまりちゃんとした理由じゃぁないんだが・・・・  
 実は、前回の「コラムのようなモノ」を書いた後にいきなり、「あれ? コラムとエッセイってどう違うんだ?」などとふと思ってしまって・・・・って、「今まで知らなかったのかい!」ってな罵声が聞こえてきそうですが、その場合は「じゃあ、自分は知ってるのか?」と切り返しますので、突っ込みいれる前にちゃんと調べておくように(笑)  
 もちろん、わたしはすでにちゃんと調べてある。まあ普通は「コラムのようなモノ」なんてぇコーナーを作る前に調べるのを「ちゃんと調べてある」というわけだが、そこはそれ、わたしのやることだし。  
 実は、調べちゃって「コラム」と「エッセイ」の違いがわかっちゃったから、この「コラムのようなモノ」も書きづらくなっちゃったんだけどね。  
 色々な辞書に色々な表現がしてあったのだが、どうやら基本的には「コラム」ってぇのは「記事」であり、「エッセイ」ってぇのは「随筆やら小論文」やらを指すらしい。では、「記事」と「随筆やら小論文」とはどう違うかというと、「記事」というのは「事実をありのままに書くこと」であり、「随筆」とは「見聞・体験・感想などを気ままに書くこと」であり「小論文」とは「ものごとを論じて意見を述べる文の短いもの」ということなのだそうである。  
 つまり、「コラム」とはあくまでも事実を書かなければいけないものであるのに対して、「エッセイ」とはそれが仮に事実でなかったとしても、「自分はこう思う」という意見を書けばいい、ということになる。  
 ここまで来れば、今までにわたしが書いた「コラムのようなモノ」を読んだことがある人ならばわかると思うが、わたしがこれまで書いてきたのは、どう考えても「コラムのようなモノ」ではなく、「エッセイのようなモノ」というタイトルにすべきものだったのである。まあ中には、五百歩ぐらいゆずって「コラムのようなモノ」と言ってもいいような気がしないでもないようなモノもあったが、基本的にはコラムというよりもエッセイに近いか、あるいは完全なエッセイの方が断然多い。ってほど書いてもいないんですけどね。  
 そこで気の小さいわたしとしては(反論不可!)、非常に悩んだ。このコーナーのタイトルを「エッセイのようなモノ」に変えるか、内容をちゃんと「コラムのようなモノ」にするか。どちらかをとるしかないのは、目に見えている。いや、コーナー自体をやめてしまう、という手もあるにはある。なんせ、それほどネタがあるわけじゃなし。  
 かなり長い間悩んだ。昼眠れないほど考えた。体重が五百グラムも減るほど悩んだ。そしてやっと結論が出た。  
 このまま行く。  
 どうせ「のようなモノ」である。誰も正しい分類なんぞ気にしてなどいないはずである。今まで誰か気にしてました? してないでしょ?  



1998.10.22 追記

 その後、やっぱりタイトルを「エッセイのようなモノ」と変更しました。意志が弱いのは昔からのこと・・・・  



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