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2001.02.14
携帯電話の場合、色々な機能を追加する、という発想のほかに、よけいな機能はすべて削って、可能な限り小さくする、という方向もあるはずだ。
実はわたしは、ワープロ専用機が、いつかこの方向に向かうだろう、と思っていたのだが、結局そういうことにはならなかったようだ。いや、もちろんワープロ専用機に、絵を描く機能だの、通信機能だのがあってはいけない、という意味ではない。そういう機種はそういう機種であっていい。だが、文章を書く、ということだけに徹したワープロ専用機が欲しかった。まあ、今となっては、わたしはパソコンしか使っていなから、どっちでもかまわないのだが。で、パソコンで文章を書く場合には、ワープロソフトなんぞ使わずに、エディタを使っている。文章書くだけだったら、その方が軽くて良い。ちなみにわたしは、何年も前からMMエディタという奴を愛用している。シェアウエアで4000円ほどかかるが、それを補ってあまりある機能がついている。一番良いのは、あたかも原稿用紙のような入力画面にできることかな。
まあ、今回の話題とは関係ないが。
さて、携帯電話から余計な機能を一切排除して、どんどん小型化する、という発想である。この場合の「余計な機能」とは、電話をかけたり受けたりするのには不要な機能、という意味なので、メモリ機能は、とりあえずあっても良い。って偉そうに(笑)まあ、場合によっては、なくしちゃってもかまわないとは思うが。
腕時計型などというのは、絶対にすでに企画済みのはずである。どこかの会社が何かの折りに、参考出展していたような気もする。それよりももっと小さくして、少し太めのボールペンぐらいには、なるんじゃないだろうか。ダイヤルするときには、ペンの尻のあたりに、文字通り小さなダイヤルがついていて、それを回す。あまりに小さなダイヤルだと、回しにくくて、別のペンのペン先を使って回さなきゃいけなくなったりする。会話はイヤホンマイクでいいだろう。問題は、バッテリーの小型化だが、これも荒川の社長にがんばってもらう。最悪の場合、バッテリーなし、というのでもいいか。それでどうやってかけるか、というと、軸の部分が一部回転するようになっているわけだ。そこに凧糸かなんかを巻きつけて、思い切り引っ張る。すると、その回転の勢いで、とりあえず一回分ぐらいの充電をする、と。困るのは、長電話ができないことと、受信ができないことだな。まあ、電話代の節約にはなるでしょう。混んだ電車の中でも使えないからマナーとしても良い。
ネックは、ペン型とはいえ、文字を書く機能を入れるスペースがあるかどうかだ。ペンと携帯電話の機能を同居させちゃうと、かなり太くなって、不恰好な気もするし。まあ、携帯電話から余計な機能をとっぱらう、というのが今回の基本思想だから、ペンの機能もなくても良いような気もするが、字の書けないペンなんて、使う奴はいないだろう。
形を変えずに余計な機能を取り除いていくと、たぶんかなり薄くなるはずである。今現在一番薄い機種は、1センチを切ったとか切らないとか。ちょいと昔は、結構分厚かったのにねぇ。そのうち、薄さ0.3ミリなんてぇのも出てくるかもしれない。発売元は岡本理研。ゼリー付きだったら困るが(笑)
薄い奴では、すでにカード型なんてぇのもあるようだが、こいつは残念ながら、パソコンのカードスロットに差しこまないと使えないようで。やっぱり薄いということと、入れるということは、切っても切れない関係にあるんだろうか(笑)説明書に、装着感がありません、とか書いてあったりして。子供は笑わなくてよろしい。
なんにしても、カード型の電卓だのラジオだのがあるんだから、カード型の携帯電話という奴も作ってもらいたい。カードスロットに差しこまなくても、使える奴を。当然のことながら、「差しこまなくても使える」だから、差しこんでもちゃんと使える。このあたり、普通の文章のはずなのに、前の段落のせいで、Hな感じがするのは、気のせいだろうか。
カード型にしちゃうと、電話かけづらいってこともあるかもしれないが、それはペン型と一緒で、イヤホンジャックをつけることでカバーする。バッテリーは例によって荒川の社長にがんばってもらう。カードタイプなんだから、当然表面に絵を描く。ポケモンやら遊戯王だと、子供が集めて社会問題になるが。
どんどん小さくなっていくと、そのうち、昔のテレビドラマに出てきた、バッチ型の無線機みたいになったりする。そうなると、メーカーもムキになって、どんどんどんどん小さくする。最後には米粒ぐらいの小ささになって、そこに字を書く達人が出て来たりする。そうなると、電話するのも大変である。
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