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| 人はみな平等である |
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2001.02.25
誰が言ったか知らないが、人間はみな平等なのだそうだ。大嘘である。 どう考えてみても、人間がみな平等だとは思えない。単純に考えてみても、外見が違う。太っていたり痩せていたり。背が高かったり低かったり。みんなそれぞれ違うのである。違う、という時点で、すでに平等ではないはずである。平等だったら、違いがあるはずはないのだから。外見だけではない。内面にしたってみんな違う。明るい奴もいれば暗い奴もいる。不幸な人もいれば、幸せな人もいる。ひとりひとりみんな違うのである。違うのだから、やっぱり平等だとは思えない。 そういうことではなくて、権利が平等に与えられているのだ、という意見もあるだろう。だがしかし、権利だってホントに平等かどうか、わかったもんじゃない。だいたい、その平等な権利を、与える立場の人間と、与えられる立場の人間がいること自体、すでに権利が平等でないことの証明に、なっていないだろうか? すべての人に同じ権利が与えられている、といわれて「うんうん。たしかにその通りだ」とうなづける人は、権利を与える立場にいる人なのである。それも極少数の人。ほとんどの人は、「平等な権利? なめてんじゃねぇぞ」と考えるに違いない。少なくともわたしはそう考える。 宗教的な立場から言えば、神の目からは皆平等なのです、ということになるのかもしれない。その人が幸せになるのも不幸になるのも、成功するのも失敗するのも、神が与えた試練に、その人がどう立ち向かったかで決まることなのです。ということになるのかもしれない。だがしかし、もし本当にすべての人が平等であるのなら、試練に立ち向かう意思の強さや、強い信仰心、判断力や決断力も、平等に与えられていてしかるべきだろう。 実際のところは、どうなのかよくわからない。あいにくわたしは神様ではない。神様でないわたしの目から見た場合、どう見ても人間は平等ではない。 よく言われることに、「死は平等におとずれる」というのがある。これだって、どこまでホントかわからない。人魚の肉を食っちまったために、死ぬに死ねない人もいるかもしれない。超人ロックのように、いったい何年生きてるんだ、という人が、この世の中にまったくいないかどうか。まあ、不平等という意味では、死んでしまうことが不公平なことのか、死ねないことが不公平なことなのか、わたしにはよくわからないが。 念のために書き添えておくが、わたしは別に平等でない、ということに不満を持っているわけではない。だれがどう言おうと、人間は、少なくとも、すべてにおいて平等、というわけではない、という事実を言いたいだけなのだ。そうはいっても、すべての人に平等に与えられていることも、なくはない。 生まれる、ということだ。 実際、この世の中に、生まれて来なかった人というのは存在しないのである。あたりまえだ。かりに、不幸にも産声を上げることなく、神に召された胎児がいたとしても、少なくとも一度は生を受けたのだから、命を授かったという意味では、生まれたということに変わりはない。この世の中には、生まれて来なかった人というのは、絶対に存在しないのである。もし、「俺は生まれてないけど、この世に存在してるぞ」という方や「わたしの知り合いは、生まれていないらしい」という方がいらっしゃったら、ぜひご一報いただきたい。まずいないと思うが。 つまり、少なくとも「生まれる」ということに関しては、人間は皆平等なのである。そうやって考えると、生まれるということは、まったくもって凄いことなのである。 ただし、どこから生まれて来るのか、とか、そのためには何をすればいいのか、ということは、今回はあまり考えないように(笑) どうしても知りたい人は、お父さんかお母さんに聞いてください。たぶん、コウノトリかキャベツ畑か、木の又か橋の下か。そのあたりから来た、という答えが帰って来ると思うが。とにかく今回はそういうことではない。 今から丁度40年前。丁度ったって、これをわたしが書いている今現在は、まだ「丁度」ではないし、あなたがこれを読んでいる今現在も、たぶん「丁度」ではないだろうが。予定としては、この文章をアップロードするのが、「丁度」その時間になる予定なのである。 とにかく、今から丁度40年前の、1961年2月25日。0時23分のこと。一人の天才がこの世に生を受けた。 こらこら、そこ。しらけた顔をしないように。そっちは「いったい誰だろう」なんて、真剣な顔して考えないように。わたしだよ、わたし。わたしが生まれたの。2月25日はわたしの誕生日なの。みんなでちゃんと祝うように。って、真剣そうに見えた書き出しから、オチはこれかい(笑) |
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