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2001.04.29
世間では、ゴールデン・ウィークとかいうやつが始まっているらしい。もちろん、ありがたいことに、わたしのところにも、ゴールデン・ウィークとかいうやつはやって来た。誰に咎められることもなく、堂々と休むチャンスなのである。なにしろわたしは気が小さい。気が小さいから、休むときにも気を使う。仕事中には、考え事をしているようなフリをして休んだり、仕事が終わったようなフリをして休んだり、タバコを吸いに行くと称して休んだり、疲れたと言って休んだり、眠いと言って休んだり、やる気がないと言って休んだり。このように、普段はコソコソ隠れて休んでいるのだ。
学生さんはどうだか知らないが、働いている人の場合、有給休暇と組み合わせれば、九連休になるという。大型連休とかいうらしいが、なんだかここ何年も、毎年のように「大型連休」といっているような気がするのだが、わたしの気のせいだろうか？ まあ、たしか最大の大型連休は、うまく休めば十一連休というやつだったような気がするから、今年の連休は大型とはいえ、並の勢力の連休なのかもしれない。って、それじゃあ台風か。しかし、十一連休にしろ九急連休にしろ、考えてみれば、年末年始の休暇よりもずっと長いのである。下手をすると、夏休みよりも長い場合もあるかもしれない。わたしなんぞは、そのくちだ。だから、学生さんは、「勉強なんかしたくないよぉ。学校なんか行きたくないよぉ。早く社会人になりたいよぉ」なんて言ってはいけないのだ。学生の方が、遥かに楽なのだから。って、いまどきいないか、そんな学生は。
まあ、主婦のみなさんとしては、連休ったって実際には休めるわけでもなく、人によっては、いつもならいなくて清々している旦那や子供が、家の中でゴロゴロウロチョロしていて、鬱陶しいと思っている場合もあるだろう。ゴールデン・ウィークだの夏休みだのは、なくてもいい、と持っている人も多いかもしれない。そこはそれ。わたしは主婦じゃないんで、知ったこっちゃない。
ゴールデン・ウィークというと思い出すのが、小学校の頃に作ったすごろく。一箇所「一回休み」なんてのが連続してる場所があって、ここをゴールデン・ウィークと名づけていた記憶がある。覚えている限り、あまりおもしろいすごろくではなかったはずだ。
ゴールデン・ウィークではないのだが、以前、とある会社が「わが社は業界一、年間休日数が多い」と自慢していた。その会社の社員の話しでは「それってつまり、業界一休日出勤数が多い、ってことですけどね」と苦笑していたのを思い出した。
じつをいうとわたしは、ゴールデン・ウィークというキーワードで思い出すのが、先に出したすごろくネタぐらいで、他には特に思い出すことがないのである。大型連休だからと、どこかに遊びに行った記憶もない。行ったとしても、おそらく日帰りである。それってつまり、連休じゃなくてもできることなわけだ。あとはまあ、みなさんの予想通り、寝て過ごすか寝て過ごすか、あるいは寝て過ごすか。これがたとえば飛び石連休だったりすれば、一日おきに仕事に行って、行った先でつまらない冗談を言い続け、翌日は休んで、また次の日に職場で冗談を言い続けて、「冗談も休み休み言え」というのを実体験できるのだが。え？ そういう意味じゃない？ いや、わたしもそんな気はしてたんですけどね。
しかし、なんでこの連休をゴールデン・ウィークというのだろう？ 休みが連続していることの、いったいどこが「黄金」なんだか、いまひとつ、はっきりと理解することができない。たぶん和製英語だろうと思うのだが、いつだれが言い出したことなのか。調べればおそらくわかるのだろうが、調べようという気にはならない。この連休中に暇を持て余している方がいらっしゃったら、ぜひ調べてみてもらいたい。って、暇を持て余してるのはわたしか。まあ、気が向いたら調べてみますが、誰も期待はしてないだろうな。
ゴールデン・ウィークを有意義に過ごす方法というのを、色々と考えてみたのだが、いまひとつ良いアイデアが浮かばない。このチャンスにひとつ小説でも書いてやろう、なんて思っている方がいらっしゃったら、その助けになる良いサイトを知ってるんですけどね。まあ、最近はあまり更新されてないようですが（笑）
このチャンスに、サイトの更新しろ、という意見もあるでしょうが、わたしがそんな殊勝な男でないことは周知の事実。
実は先週あたりから、家の内装工事をしてまして、連休明けにはわたしの部屋の番なのだそうで。そのために、連休中に部屋の中を片付けなきゃいけないんですね。そんなの、無理に決まってる、と何度言っても聞き入れてもらえない。誰か助けてぇ。
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