|
2001.08.08
このところ、東京近郊は天気が悪い。まだ八月だというのに、下手をすると肌寒かったりもする。ひょっとして、もう夏は終わってしまったんじゃないか、と思ってしまいそうになるぐらいだ。もっとも、よく考えてみると、毎年毎年そんなことを考えているような気が、しないでもない。で、例年のパターンで行くと、秋になればなったで、今度はいつまでもクソ暑い日が続いたりするのである。いっそのこと、暦を一ヶ月ばかりずらしちゃった方がいいんじゃないか、と思うのだが、まあ世の中そういうものではないのだろうし、ずらすにしてもどうずらすかがまた問題。
かろうじてまだ夏なんだと確認できるのは、日中に走り回っている小学生を見たときぐらいか。普段仕事をしているはずのわたしが、なんで日中に走り回っている小学生を見ることができるのか、などと突っ込まないように。現在のわたしは、あの有名なお台場なる場所の近くで仕事をしているのだ。とはいっても、別にテレビ局で働いているわけではない。あくまでもその近く。仕事の行き帰りには、お子さんだけでなく、カップルなんぞも山ほどいて、張り倒したくなってくる。
しかし、小学生ってのはどうしてああも元気なんだろう。暑けりゃ暑いで走り回ってるし、寒けりゃ寒いで走り回ってるし。暑い日にプールではしゃいでいるのを見ると腹立たしいが、肌寒いのにプールで泳いでいたりするのを見ると、こっちが風邪をひきそうになってくる。最近は「夏は暑いからどこにも行きたくない」などという子供らしくない子供も増えてきている、などといわれているようだが、言っちゃぁ悪いが、そんな奴は昔っからいた。夏は夏で一日中だらっとして、冬は冬でコタツから出ようとしなかったりする奴はいつの時代にもいるものだ。ここでわたしがそういう子供だったりすれば、話しは広がるのだろうが、残念ながらわたしはそういうタイプではなかった。暑かろうが寒かろうが、外で遊んでいたという記憶がある。まあ、家にいると親から「勉強しろ」とうるさく言われるから外に逃げていた、というのが理由だったのだが。
それにしても、天気が悪いったって、雨が降るでもなく、雪が降るでもなく（って、降ったら困るが）、ただひたすらうすぼんやり曇っているだけだから始末に困る。思い切り晴れれば、屋外のビアガーデンだのプールだのは繁盛するだろうし、エアコンやら扇風機やら冷たい飲食物の売上もあがる。雨なら雨で、屋内のビアホールやら傘屋さんやら雨具やさんやらが儲かる。この中途半端な天気は、日本経済に大きな打撃を与えているのである。日本政府は、真剣に雨乞いだの晴れ乞いだのを検討すべきだろう。
暑くないといっても夏である。これで雨でも降ってくれれば良いのだろうが、どうやら今年も、水は少しずつ不足し始めているらしい。これも毎年恒例になりつつある、どこかのダムが干からびて、ひび割れた底が見えている写真を、新聞で見た記憶がある。ただ少々気になるのは、なんだか毎年同じようなアングルの同じような写真を見せられているような気がすることか。ひょっとすると以前の写真を使いまわしているんじゃないか、と疑いたくなってくることもある。もっとも、東京近郊はまだそれほど深刻な状況ではないのだろう、大々的に節水を呼びかける状況にはなっていない。例年の水不足のおかげで、事前の対応ができるようになってきているのかもしれない。日本政府だって学習能力があるということか。
さて、そろそろお気づきの方もいらっしゃるかもしれないが、この異常気象にはもちろん原因がある。たしか、この冬にやたらと雪が降ったときにも原因があった。覚えておいでだろうか？ そう、今回もわたしが悪いのだ。とはいっても、まさかまたぞろ一所懸命に仕事をしているわけではない。わたしも年に何度も頑張って仕事をするほどバカじゃない。じゃあなぜかというと、このわたしが運動をしてしまっているのだ。死んだ爺ちゃんの遺言で、仕事と運動だけはしないようにといわれているのにである。もちろん、運動ったってそれほどすごいことをやっているわけではない。毎日３０分ほど歩いているだけだ。それも、朝早く起きるなんてことはできないし、一度家に帰ってしまうとまた出るのが億劫だから、仕事帰りに電車を一駅前で降りて、そこから家まで早足で歩いて帰っている。距離にしてどれぐらいなのか知らないが、家に帰りつくと汗びっしょり。コースは旧東海道の一部なので、気分はもう弥次喜多（笑）
何でそんなことを始めたかというと、そろそろ健康診断の時期が近づいてきているからなのである。去年の健康診断で、コレステロール値が高いなんぞといわれてしまったから、今年はなんとかしようと思い立ってしまった次第。たぶん間に合わないとは思うが。
|
