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2001.08.15
世間では、今週はお盆休みのところが多いらしい。今週はまるまるお休み、なんてぇ人も少なくないのでしょうが、他人と同じことが嫌いなわたしは、今週はまるまる仕事の予定。まあ、仕事の予定ったって、例によって仕事してるフリするだけで、実際にはなんにもしてないんですけどね。しかも、ほとんどの人がお盆休みを取っていたりするから、職場には人が少なくて、堂々とサボれちゃったりするわけだ。もっとも、いつも堂々とサボっちゃいるんだけど。
お盆休みの時期に仕事をしていてありがたいのは、朝晩の通勤ラッシュが多少解消されている、ということか。毎朝むちゃくちゃ混んでいたのが、少し混んでいる程度になるのはありがたい。ただしそれもすべての場合にあてはまるわけではない。わたしは今「新交通ゆりかもめ」なんてぇ電車にゆられて通勤している。つまりフジテレビだの船の科学館だのパレットタウンの近くだもんで、朝は親子連れ、夜はカップルがやかましいのなんのって。温厚なこのわたしが、絞め殺してやりたくなってくるぐらい。ってな話しは先週もしたかな? したな。なにしろ記憶力は一年中お盆休みみたいなもんだから、昨日やったことすらろくに覚えてない。まあ、毎日ほとんど寝てるようなもんだから、寝てるときの記憶ってのは、誰でもほとんどないもんだと思うが。
世間はお盆休みといったところで、休みの間に遊びに行ったり買い物に行ったりした先には、そこで働いている人がいるわけだ。世の中のお休みは、そういう人たちのおかげで成り立っているということを、忘れてはいけない。もちろん、忘れなければ良いだけで、なにも感謝まですることはない。そういう人たちはそういう人たちで、こっちが仕事をしている日に休んだりしているのだから、お互い様だ。感謝なんてしてやる必要はない。
お盆休みというと、帰省する人も多いだろうが、悲しいことにわたしにはそういう楽しみはなかった。なんせ住んでいる家の隣の家が、母親の実家だもんで。しかも庭続き。毎日帰省しているようなものだったわけだ。昔、家族の間でよく言った冗談で、両親が夫婦喧嘩をした場合、母親が「実家に帰らせていただきます」と言って出て行ったらおもしろいのに、というのがあった。幸か不幸か、うちの両親は、子供の前で夫婦喧嘩というのをしたことがないので、実際にそういう会話があったかどうかはわからない。まあ考えてみると、うちの父親は半マスオさん状態だったわけだが、マスオさんほどおとなしくないのは、家が別だったためか、もともとの性格なのか。たぶん後者でしょう。
で、その父親の実家というか田舎も、日帰りできる場所にある。おかげで、子供のころの夏休みの楽しみというやつが、友達よりもひとつ少なかったことになる。
そういえば、帰省する人はたいてい「実家に帰る」という。で、休みが終わってそこから帰ってくるときも当然「帰る」という。どちらに移動する場合にも「帰る」わけで、帰ってばかりで行きがないことになる。それに気づいたJRは、今年から往復切符による帰省を禁止したらしい。なんせ往復切符というのは、往路つまり行きの分と、復路つまり帰りの分がひとつになっている切符のことで、帰ってばかりの移動に使用するのはまかりならん、ということになったのだそうだ。使うなら、ちゃんと行きと帰りで使うように、ということらしい。本気にしないように。
前にも何度か書いた記憶があるが、うちのサイトは学校だの会社だのからこっそりアクセスしている人が多いようで、盆暮れ正月にはアクセス数がぐっと減る。減ったからといってわたしが何かをするわけもなく、いつも通りの手抜きで通しているので、この文章をリアルタイムに読んでいない人も心配する必要はない。ただ、その手の時期が来るたびに、リアルタイムに読まないと意味のない文章を書いてやろう、と思っていることは確かだ。帰省先やら旅行先から戻って来て、ひさしぶりにうちのサイトをのぞいてみたら、すっげぇ情報があったんだけど、残念ながらそれはもう期限切れ、すっげぇくやしい。という状態を、出かけていた人たちに味わってもらいたいなぁと、常々思ってはいるのだが、悲しいことにわたしの能力がそれを許さない。ま、平たく言えば書けないってことですが。
いつかは必ずやってやろう、と思っているので、まあ楽しみにしておいていただきたい。もっとも、みなさんご存知の通り、わたしの「いつか必ずやる」は、「半永久的にやらない」と同義語だから、本気で楽しみにする人はいないと思う。いないと思うとよけいやりたくなるのも、わたしの性格。次のチャンスに備えて、このお盆休みの間にじっくり考えてみよう。って、そのお盆休みがないんだってばよ。
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