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| 電気羊はアンドロイドの夢に出てくるか |
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2001.09.28
日本には、フジテレビというテレビ局がある。その社屋はお台場にある。ご存知でない方もいらっしゃるかもしれないが、これがかなり不思議な形をしている。不思議というか、なんというか、無駄な空間がたくさんあるのだ。まあ、それを無駄と見るか余裕と見るかは、人それぞれだろうが。だいたい、あのまん丸い展望台というのが変わっている。わたしはあの建物を見るたびに、いつ巨大ロボットに変形するんだろう、と思ってしまう。 東京都庁も、いつかは宇宙に向かって飛び立つものだ、と信じている。飛び立たないまでも、少なくともロボットには変形するんだろうなぁ、と信じて疑わないないのは、わたしひとりではないはずだ。ただし、そう信じている人のほとんどは、実年齢もしくは精神年齢が、10歳に満たない方々だけだろうと思うが。何にしても、わたしは信じている。 巨大なものにしろそうでないにしろ、人型のロボットを作るというのは、かなり大変なことなのだそうで。ホンダの技術というのは、かなりすごいことになるのだそうだ。そういえば、小型の人型ロボットは「アシモ」という名前だそうで。何の略だったかは忘れたが、誰がどう考えても、ロボット三原則を考え出したアイザック・アシモフから取っているのは間違いないだろう。 しかし、だれもが思うのは、「何でホンダがロボットを?」ということだろう。 これは実はかなり昔からはっきりしていたことなのである。おそらく、もう30年ぐらい前のことだと思うのだが、テレビ番組の主人公が、ロボットに変身するバイクに乗っていた。あれは「電人ザボーガー」だったか。あのバイクが、たしかホンダのバイクだった。あの当時から、ホンダはロボット開発に手を染めていたわけだ(笑)。 人型ロボットで一番難しいのは、二足歩行なのだそうで。ホンダでも、ロボットが障害物に足を取られたときに、転ばないようにする技術の開発に、かなりの時間を割いたという。結局、転びそうになったときには、転ばないようにするよりも、もっと転ぶように身体を倒すと、足が自然に出るのだ、ということを解明して、現在の二足歩行ロボットができたという。開発者は、毎日そればっかり考えていたのだそうで。すごいといえばすごい気がする。わたしには到底できない。 こうやって考えると、普通のロボットだって大変なのだから、車やビルがロボットに変身したり、色々な道具が合体してロボットになる、なんてぇのは夢のまた夢なのかもしれない。その場合の夢に、電気羊が出てくるかどうかは知らないが。 となると、合体ロボットはしばらくの間我慢することにして、代わりのものが欲しくなる。実は今回、これが言いたかっただけなんだが。 先日電気製品売り場で思いついたのが、CDコンポ。正確にはCDMDコンポなのだが、こいつの合体型があったらいいなぁ、と。CDMDコンポの、CD部分だけ取り外して携帯型のCDプレーヤーになり、MD部分だけ取り外すと携帯型のMDプレーヤーになる、という奴が、あってもよさそうな気がする。まあ、この場合は合体型というよりも、分離型といった方がよいかもしれないが。 もしかしたら、すでにどこかのメーカーから出ているのかもしれないが、わたしは見たことがない。ソニーでもアイワでもケンウッドでもナショナルでも、どこでもいいから出してくれないかなぁ。できればMP3プレーヤーも合体できるとうれしいなぁ。まあ、その製品が出たからって、わたしが買うかどうかは別問題だが(笑)。 で、それぞれがロボットになって、歩いたりした日にゃぁ、大喜びだね。その場合のメーカーは、やっぱりホンダになるのか? そうそう、今回のタイトルだが。「ブレードランナー」という映画の、原作になった小説のタイトルが「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」というものなのだが、これがよく考えるとちょいとおかしい。実は小説は読んでいないので、このタイトルが、内容にどうからんでいるのか知らないのだが、この「羊」というのは、おそらく寝る前に数えるあの羊のことなのだろう。だが、その場合の羊は、寝る前に出てくるのであって、寝てから夢で見るものではないはずである。このあたりの事情をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報いただきたい。 ちなみに、夜眠れなくて羊を数える場合には「羊が一匹」とやったのでは意味がないらしい。あれは「スリープ」と「シープ」をひっかけた暗示だから、英語でやらなきゃ意味がないのだそうだ。それと「シープ」という間の抜けた音の響きが、眠りを誘うのだそうで。今度やるときにはお試しあれ。あ、二匹目以降には、複数形の「s」をつけるのをお忘れなく。 |
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2001.11.30(追記)
珍しいことに、「ご存知の方ご一報いただきたい」と書いたらご一報いただいた。ありがたいことである。ただ、「ご一報いただきたい」と書いたくせに、わたしがメールアドレスのリンクするのを忘れていたために、わざわざ掲示板に書きこんでいただいて。お手数をおかけいたしました。 で、映画「ブレードランナー」の原作となった「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」だが、ここに出てくる羊は、寝る前に数える羊ではないのだそうで。 このお話しの世界、近未来の荒廃した地球では、本物の動物を飼うなんてぇことは、まあ金持ちにしかできないようなことのようで。でも人々は生き物を飼いたいから、本物ではなく、電気仕掛けの動物を飼う。考えてみれば、今だってアイボなんかがあるわけだし、もうちょっと待てば、もっとリアルなペットロボットなんぞも出てくるでしょう。で、主人公も電気仕掛けの羊を飼っているのだけれど、やっぱり本物の羊を飼いたくて、そのための金を手に入れるために、逃亡してきたアンドロイドを見つけ出して処分する仕事をするのだそうです。 つまり、「人間は本物の羊を飼うことを夢見ている。では、アンドロイドは電気羊を飼うことを夢にみるのか?」というような意味なんですね、このタイトルは。たぶん。 で、内容も映画とはだいぶ違って、人間ってなに? 機械ってなに? そもそもどう違うの? 命ってなに? 生きるってなに? というようなことを読者に訴えかけるような内容のようです。 いや、読んでないんで、ここまで強くいってるのかどうかはわかりませんが(笑) お詫びの追記するなら、内容をちゃんと確認してから書けって? いや、ごもっとも。ごもっともですが、わたしがそんなことすると思う? 思わないでしょ?(笑) ここで「ごもっとも」とうなづくように。 |
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2002.05.18(追記)
だいぶ前に掲示板で指摘をいただいて、追記しなくちゃいけない、と思いつつそのままにしてあったのだが、このエッセイ、オチが大嘘なのである。 英語では、一般的には複数の場合「s」をつけるのだが、シープは単複同型というやつで、単数でも複数でも同じ、「SHEEP」になるのだそうで。 なんでも、欧米人は羊を最初から群れとして見ていて、一匹一匹で見ていないかららしいのだが、それって羊差別というやつじゃないのだろうか。羊から苦情が来ないのだろうか。などと、馬鹿なことを考えてもしかたがない。 本来ならばこのオチは直すべきなのだろうが、直しちゃうとそれはそれで、わたしがものを知らなかったという事実を隠蔽することになるので、今回はこのまま放置することにする。 って、単に面倒なだけなんですけどね。 |
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