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2001.11.16
前回、外見の良し悪しと頭の良し悪しに関する、本人による根拠不明の不当な自信と、他者による正当な評価の方法について考察した。「そんなむずかしい話しだったっけ?」などと、確認しに行ったりしないように。そうだったんだから。そうだったの!(笑) まあ、あれを考察といって良いかどうか、意見は分かれるところだろうが。いや、分かれないか。ほぼ満場一致で「考察とはいわない」という結論に達するに違いない。わたしの書く文章なんて、いつもそんな調子だ。読む方もそれを承知でここに来ているんだ、という取り決めが(勝手に)なされているはずなので、いまさら内容に関してとやかく言う人はいないだろう。 それはそれとして、実は前回、外見に関するはなしで書き漏らしたことがある。 よく「あの人はスマートだ」などといったりする。あるいは「スマートになりたい」とか。この場合の「スマート」は、通常「身体が細い」という意味で使用される。だが、多少英語の勉強をした方ならばわかると思うが(ということは、中学の卒業証書をもらった方ならわからなきゃいかん、という意味でもあるらしいのだが)、英語の「smart」に「細身の」という意味はない。日本語の「スマート」と同じような意味で使う場合には「slnder」か「slim」を使うのが正しいらしい。 英語の「smart」自体には、日本語の「スマート」に近い意味で「おしゃれな」とか「洗練された」という意味はあるが、実際には「賢い、利口な」というような意味が、まず最初にくる。では、その次にはなんと、「ずうずうしい」とか「小癪な」という意味が来ちゃうのである。「おしゃれな、洗練された」という意味はその後になるのだ。 これは使える。 いやな奴に向かって、にこやかに「いいねぇ、きみはスマートで」とでも言ってあげれば良いのだ。相手がどう取るかは知ったこっちゃない。世の中、お互いの本意がうまく伝わらないことなんて、よくある話しだ。こっちとしては「ずうずうしい奴」と思っているのに、相手がそう取ってくれなかったからといって、それはこっちのせいじゃない。面と向かって悪口が言えるわけだから、こんなに楽しいことはない。 相手が多少太っていて、日本語でいうところの「スマート」があてはまらない場合には、「スマートっていう英語には、賢いとかおしゃれな、っていう意味もあるんだよ」と説明してあげよう。もちろん腹の中では「ずうずうしい奴って意味もあるけどね」と思うのを忘れずに。って、忘れやしないか(笑) ただし最初に来る意味が「賢い」になるという事実は変えようがないので、使う側としても、気分はあまりすっきりしないかもしれないが(笑) さて、自信の問題では、まだ体力と性格に対する自信に関しての考察が残っている。だからといって、このあとで「体力と性格に関する自信についての真剣な考察」が行われる、などと思わないように。賢明な読者ならば、わたしがそんなことをしないということは、わかっているはずだ。問題は、この「エッセイのようなモノ」なんぞを読むような読者の中に、「賢明な読者」というのが存在するかどうかだが(笑) 体力に関しては、みなさんよくご存知の「一晩に何回セックスできるか」という、非常にわかりやすい判断基準がある。正確には、回数だけでなく、一回に要する時間、回復に要する時間、および年齢を加味することで、かなり正確な体力を算出できることになっている。その計算式は、1989年に、ジョン・レスリー博士の研究成果をもとに、WHOが発表した資料に詳しく書かれている。 なお、この判断基準に基づいた場合、わたしはかなり体力があることになる。いや、ホントに。実地で確認したい、という女性の方がいらっしゃいましたら、顔写真と全身写真を添えたメールをお送りいただければ、厳正な審査のうえで、折り返しご連絡さしあげる。送ってくる人は、まずいないと思うが。 まあ、この判断基準も、実際には、何をもって一回とするか、という重要にして微妙な問題を残している。少なくとも、腰を動かした回数でないことだけは確かだ。 ということで、WHO発表云々のくだりは大嘘ですので、お間違いのないように。つまり、わたしに体力があるかどうかも、信用できないってことだ。 しかし、こう嘘ばっかり書いてると、そのうち誰にも相手にされなくなるかもしれないなぁ。まあ、もともと誰も相手になんぞしてないだろうけど。 しまった、性格に関する考察ができなかった。って、体力に関してだって、こりゃ考察とは言わないな、どう考えても。 |
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