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2002.10.16
前回「わたしは腕を組んだ時は左腕が上になる」と書いた。ところがこれ、よく考えたら必ずしも正しいとは言えないということに気がついた。いや、別にわたしが右と左を間違えたとか、上と下の区別ができていないとか、腕と足の違いがよくわかっていないとか、そういうことではない。 実はわたし、腕を組む時に、右が上でも左が上でも関係ないのだ。どっちでも平気で腕組みできちゃうのである。それも、生まれつきのものではなく、意識して自分の腕をしつけたのである。 問題は、なんでそんなことをしたかだが。 以前も書いたが、わたしはかつて肩こりというか、背中の痛みに悩まされていた。で、ふと思いついた。腕組みする時に、常に片方だけが下になっているのは肩にもよくないんじゃないか、と。なんでそんなことを思ってしまったのか、今となってはわたしにもわからない。とにかくそのときはそう思ってしまったわけだ。で、右が上でも左が上でも腕組みできるように特訓をしたのである。 暇なとき、たとえば電車の中だったり、テレビを観ている時だったり、風呂で湯船につかっているときだったり。そういう時に、意識して逆に腕を組んでみるのである。確かに最初は気持ち悪い。背筋が寒くなるぐらい気持ち悪い。だが、慣れてくるとそうでもなくなってくるのである。 その結果、右だろうが左だろうが、何の違和感もなく腕組みができるようになったのだが、当然のことながら背中の痛みは取れなかった。で、結局病院で診てもらったら、首の骨だかなんだかがずれているといわれたわけだ。腕の組み方を変えたことに何か意味があったのかどうかも、結局わかっていない。 それはそれとして、練習を繰り返したおかげで、わたしはどちらの腕を上にしても腕組みができるようになったわけだ。 問題は、かつてわたしが無意識に腕組みをしたときに、右が上になっていたのか、左が上になっていたのか、思い出せない、ということだ。今は無意識なら左が上なのだが、それがもともとのものだったのかどうかが、どうしても思い出せない。まあ、それがわかれば人類の起源がわかるってことでもないし、どっちでもいいか。 この、腕組みもそうなのだが、指を組む訓練もかなり前からやっている。 なんでも、手相を見てもらうときに、親指が上になった方の手で見てもらうことがあるのだそうで。わたしはまだ一度も手相をみてもらったことがないのだが、もしチャンスがあったら、どっちが上に来てもいいようにと、がんばって練習を繰り返している。 実はこれ、知らないうちに右脳を鍛える訓練になっていたようだ。何かの本を読んだら、そんなことが書いてあった。 他に書いてあったのは、右利きの人はなるべく左手を使うようにしましょう、ということだった。字を書くなんてぇのは大変だから、もっと簡単なことを左手でやりましょう、というのだ。 たとえば、自動販売機にコインを入れるときに左手を使う。紙コップの自動販売機の場合は、出てきた商品を取るのも左手でやる。駅の自動改札に切符を入れるときに左手を使う。どれもとっても難しい。 これを繰り返していくと、たぶん右脳が鍛えられてくるのだ。 その証拠に、わたしの右脳もかなり鍛えられてきたような感じである。どのあたりが鍛えられて来たのか、というと、まずものを考えるときに、言葉ではなく図で考えることが多くなった。仕事で何か説明するとにきも、やたらと図を書く。 もっと明確なのは、言葉で理解するよりも図で理解する方が楽になった、ということだらろうか。つまり、文章で書かれるよりも図や絵で書かれた方がわかりやすくなったのである。それってつまり、文章が理解できなくなった、ということでもあるのだが。 まず、小説が読めなくなった。 いや、もちろんまったく読めなくなったわけではなく、読むのに、あるいは理解するのに時間がかかるようになってきたのだ。同時に、文章を書くのもきびしくなって来た。頭の中に浮かんだアイデアが、言葉や文章ではなく、場面や絵になることが多くなって来たのだ。これはどう考えても右脳が鍛えられて来た証拠だろう。 そのせいかどうか、このエッセイのようなモノを書くのも少々大変になってきた。今、ここまで書くのにかなりの時間がかかっている上に、前の方を読み返してみたら、読めないのである。自分で書いた文章なのに、何が書いてあるのか理解するのに、努力が必要なのである。これは右脳メインになって来た証拠だろう。間違っても、脳全体が退化してきたわけではない。と思いたい。 |
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