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2002.10.30
右脳がどうのとか、左利きがどうのとかいう話しは、実は前回で終わらせたつもりだった。左手を使う訓練をしたおかげで右脳が鍛えられ、その反動として左脳の能力が弱まったために、このサイトの更新回数が減ってしまったのだ、ということで終わらせたつもりだった。まあ早い話しがいつも通りの言い訳だったんですけどね。それなのに…… 今ごろになって知り合いからメールが届いたのだ。曰く、 「知らなかったでしょうが、わたしは左利きなんだよぉん」 というのだ。 ふざけんな、こら。人がせっかく次のネタで書き始めていたというのに。既に原稿用紙にして三枚半ほどいっていたというのに。これからオチに向かって佳境に入るところだったのに。それをいまさらもとのネタに戻れというのか? ネタ提供に感謝します(笑) ということで、今回も左手を使う話し。途中まで書いたネタは次回以降に回します。使わない可能性もあるんだけど。 しかし、メールをくれたその知り合い、かなり長い付き合いになるのだが、左利きだとは知らなかった。まあ、正確には子供の頃に矯正されて、飯を食うだの字を書くだのは右でやっているのだそうで。左手を使うのは尻をかいたり鼻くそほじったりする時だけだそうだから、わたしが知らないのも無理はない。って、後半は冗談ですが。 まあ、その知り合いはもともと左利きだったのを矯正されたから、今では右と左の両刀使いなのだそうだ。秀逸なのは、右手にペンを持って字を書きながら、左手に消しゴムを持って消すのだそうで。書いたそばから消していくという芸当ができるかどうかは、確認していない。 言われて気がついたのだが、たしかに右利きの人は、右手に持ったペンを置いてから、その右手に消しゴムを持ち直して字を消していることが多いはず。わたしはたまに、ペンを持ったまま右手に消しゴムも持って字を消したり、ペンとマーカーを右手でいっぺんに持って、書いてはマーキングし、ということもやるのだが、右手にペン左手に消しゴムというのはやったことがない。おもしろそうだから今度練習してみよう。 それはそれとして、前回までの「エッセイのようなモノ」の内容からいくと、左利きは頭が良い、ということになるはずだ。だがここで疑問が沸いてきた。なにしろ、いきなり否定的な例がメールとして届いてしまったわけだから。そう、その知り合いが頭が良いとは、わたしにはとても思えないのである。 どのぐらい頭が良くないかというと、このわたしに悩み事の相談をもちかけるぐらい頭が良くないのだ。しかも、何度も相談を持ちかけてくるところを見ると、学習能力もないと思われる。 この結果、左利きだから頭が良い、というのは大間違いだ、という結論に達した。ということは、左手を使う練習をしても頭が良くなったりしないということだ。つまり、前回までの内容が否定されてしまった上に、わたしの過去の努力も水の泡と化したということになる。まあ、わたしの努力なんぞたかが知れているから、水の泡になろうが濡れ手に粟になろうがかまわないのだが。 実際、胸を張って「左手を使う」というためには、無意識のうちに左手が出るようになるまでに訓練しなければいけないのである。たとえば最近気がついたのは、粉薬なんかの袋を開けるとき、わたしは本体を左手で持ち、右手でビリッと破く。煙草のパッケージやキャラメル、ガムなんぞを開ける時も、左手で支えて右手で開ける。つまり、単に支えるという簡単な作業は左手、封を開けるという多少なりとも複雑な動作は右手、ということ。これを無意識のうちにやっている。これがたぶん左利きの人だったら、無意識のうちにそれぞれ逆の手を使っているのだろう。。 ただまあ、右脳を鍛えるという目的のためには、おそらく「無意識」ではなく意識して使う方が、効果が上がるのではないか、と勝手に想像している。意識して使うことで、脳も刺激され鍛えられる。たぶんそうだろう。そういうことにしておこう。 しかし、以前どこかで読むか聞くかしたのだが、人間は生まれた時には右利きも左利きもないのだそうだ。確かに幼児は平気で両手にスプーンとフォークを持ったりしている。それがいつのまにか、どちらか片手だけをメインで使うようになるのだという。そして、放っておくと左手がメインになることの方が多いのだそうだ。ってことはひょっとして、人間ってもともとは頭が良いんじゃないか? 放っておけば、みんな天才なんじゃないか? それが、親から躾だの教育だので無理矢理右利きにされて、そのあげくに才能をつぶしてることになるんじゃないか? |
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