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[ エッセイのようなモノ ]
風のハンター!

2003.09.23

 さて、前回まぼろしの名作「パンプキン・ファイターズ」について書いたところ、どんな話しだったのか読みたい、というメールが殺到……しなかった。  
 かりに読みたいという意見がたくさんきても、公開するつもりはまったくない。たぶん原稿はまだどこかに残っていると思うのだが。  
 なにしろこの「パンプキン・ファイターズ」というお話し、長い長いプロローグが終わる前に頓挫してしまったのだ。理由は簡単、飽きちゃったのである。中にはせっかく名前を考えたのに、登場すらしなかったキャラクターもいる。  
 で、飽きちゃったころにわたしの頭の中に生まれてきた考えが、「このマックとバクショ、主役として使えるじゃん」だった。  
 もちろん、主役として使う場合には、すでにモデルとしてのわたしや友人からは離れている。完全に小説のキャラクターとして使える、ということである。  
 銃と剣を持ち、森だの山だの砂漠だので活躍するハンターの話しは、ちょっと面白いんじゃないか、と考えたわけだ。  
 タイトルも「風のハンター」と決まった。タイトルだけ先に決まっちゃったんだよ。  
 で、いろいろと設定をいじっくた。まず「第一級ハンターってなんだ?」というあたりから始まった。それがなんなのかは、いつか公開されるかもしれない「風のハンター」を読んでもらうことにして、「マック・デ・ゴザイ」と「バクショ・デ・ケサラ」の共通項である「デ」が第一級ハンターを表すことになった。もちろんそれは何かの略称でなければならない。その結果思いついたのが「デスルタイン」という言葉だった。これがどこから来た言葉なのか、わたしは知らない。ホントに知らない。出典があるのかもしれないし、ないのかもしれない。ホントになんとなく思いついた言葉なのである。たぶん神のお告げであろう。  
 で、マックとバクショの正式名称が「マック・デルスタイン・ゴザイ」と「バクショ・デルスタイン・ケサラ」になりかけたのだが、ここで「なんだかリズム感がよくないなぁ」と思ってしまったのである。なんでそんなことを思ったのか、今のわたしに聞かないでほしい。とにかく思っちゃったのである。  
 そこで色々と考えて、マックもバクショも略称というか愛称であり、本名は「マックライド」と「バクショウティー」ということに決まった。なぜそうなったのか、わたしは知らない。これもたぶん神のお告げだろう。  
 このようにして「マックライド・デルスタイン・ゴザイ」という名前は決まったのである。も  
 ついでにいうと、この「風のハンター」というお話し、一本も書かれていないくせに、お話しとしては一本だけではない。なんと連作なのである。長編もあり短編もあり、途中まで書いて破棄したものもあり、設定だけ考えたものもあり、サブタイトルを思いついただけのものまである。  
 ついでのことなので、ここで主なサブタイトルだけ紹介しちまう。  
 「グラッサの伝説」「魔獣の渓谷」  
 このふたつは途中まで書いた。  
 「七番目の男」「幻の大陸」  
 このふたつは設定はある程度考えてあるが、書いたことはない。  
 タイトルだけ考えたものには「トロンコの涙」などというものもある。このトロンコというのが何なのか、わたしは知らない。どうやら何かの動物らしいのだが、はっきりしたことはまだわからない。まだ神のお告げがないのである。  
 ちなみに「グラッサの伝説」のグラッサというのは、どこかの山奥にある「神々の宮殿」と呼ばれる場所で、神々の秘宝を守っている竜なのだそうだ。しかもこの竜、そのウロコはどんな病気にも効き、その血を飲めば不死となり、その鳴き声を聞いたものには命がもうひとつ与えられるという伝説がある。  
 とはいっても、書いては破棄し、何年かしてはまた書き、を繰り返している関係で、各種設定は少しずつ変わってきている。いつかもしかしたら発表するかもしれないが、そのときにはこの設定、大きく変わっている可能性もある。  
 その前に、発表されない可能性の方が大きいのだが(笑)  
 ということで、わたしがネット上で使っている「マックライド・デルスタイン・ゴザイ」という名前は、考えただけでまだ書かれていないお話しの、主人公の名前なのである。  
 って、最初っからそれだけ書けば済んだのか。  
 なお、わたしがネット上で使用しているもうひとつの名前「瀬楠大介」というやつなのだが、これがまた……  
 長くなるのでいつかまた。  



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