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[ エッセイのようなモノ ]
一年の計は元旦にあり

2005.01.01

 新年明けましておめでとうございます。旧年中は皆様にはお世話になり、まことにありがとうございました。本年もよりいっそうのご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。  
 冗談はさておき(笑) いや、冗談ってことはないか。  
 さて、昔から「一年の計は元旦にあり」なんぞともうしまして。一年間の計画を元旦に立てるのがよろしいことになっているらしい。  
 これ、正確には、元旦の言動がその一年を左右する、という意味だ、という噂もあるのだが、どちらが正しいのか、わたしは知らない。  
 わたしなんぞは、昔から、計画立てちゃうとそれで終わったような気になっちゃって、そこから先はなんにもしなくなっちゃうんですけどね。だから最近は、計画だの目標だのは、極力立てないように心がけているのだが、困ったことに、仕事ともなるとそういうわけにも行かないらしくて、やれスケジュールを出せの、目標を立てろの、進捗率がどうのと、うるさいことこの上ない。  
 もう一度言っておく。わたしは、計画を立てた時点で全て終了した気になってしまうので、下手に計画なんぞ立てると、あとはなんにもしなくなっちゃうのだが、それでも計画立てた方がいいっすか、マネージャー?  
 そうはいっても、あまりに無計画な生活を送るのも問題がありそうなので、ここはひとつ、とりあえず今年の目標なんぞを立ててみようかと思う。意味わからん。  
 今年の目標「可能な限り目標を立てず、計画も立てない」  
 さて、実行できますかどうか。って、これじゃあ今までと一緒か。  
 正直に言うとね。このところサイトの更新が滞ってたから、今年は少しがんばってみようかな、なんて思っちゃったわけですよ。で、とりあえず元旦から原稿書いてみようかな、と。マジでこの原稿、一月一日に書いてるんですがね。なにしろ、ネタもないのに、とりあえず何か書かなきゃ、と思って書き出しているので、例によってまとまりがないというか、この先どう展開していくのかが、書いている本人にもわからないという。まあ、ある意味、今年の目標通りの文章になりそうな気がするんだが。  
 最近は手帳を使った成功術のような本が、かなり出ているのだが、それらを見るとほとんどの場合「夢をかなえる」だの「目標達成のための」のようなことが書いてある。しかし、わたしのように、特に夢も目標もないような人間には、「どうやって夢を決めるか」とか「あなたの目標設定をサポートする」といった内容の本の方がありがたいのだ。残念なことに、そういった本はほとんどない。ない、ということは、自分で書いてしまえば良いのではないか、などとチラッと考えてしまったのだが。よくよく考えてみると、そんな本が書けるぐらいだったら、そんな本必要ないわけで、そんな本が必要だなぁ、と思っている時点では、そんな本は書けない状態にある、ということだ。つまり、どちらにしてもその手の本をわたしが書くことはありえない、と。  
 ホントに、何を書きたいのかさっぱりわからなくなってきたが……  
 まあ、今回の文章で言いたかったことは、最初のセンテンスで終了しているので、そこから先は読んでいただかなくてもかまわないのだが。って、今更言うなって?(笑)  
 何しろまとまった文章を書くのは久しぶりだから(ちっともまとまっちゃいない気もするが)、何を書いてるのかホントにわからない。  
 聞いた話では、去年は九星気学占いだかなんだかで、最悪の年に当たったそうで。だから大きな地震だの異常気象だのが頻発したとかしないとか。十年ぐらい前にも、その占いでは最悪の年があったのだそうで。その年に神戸の震災があったとかなかったとか。  
 で、その占いによると今年がどうなのか、あいにくわたしは知らないのだが、少なくとも去年の最悪の状態よりは良くなるはずなのだから、安心していてよいのだろう。まあ、通常その手の占いは旧暦でやるはずだから、二月ぐらいまでは気をつけなきゃいけないはずだが。人災ならば気をつけようもあるだろうが、天災の何を気をつければよいのか、困ったものである。その手のネタは、過去に書いた気がするので、そちらを参照していただきたい。そちらというのがどちらなのか、わたしは探す気がしないので、興味のある方は自分で探していただきたい。  
 一年の計は元旦にあり、というのが、元旦の言動がその一年を左右する、という意味だとすると、この文章を読み返す限り、わたしは今年も支離滅裂な一年を送ることになるらしい。ことしもよろしく。  



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