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2006.02.21
わたしの場合、仕事でパソコンを使いまくっているので、パソコンのない生活というのは、今のところ考えられない。正確に言えば、コンピュータのソフトウエアを開発する仕事をしているので、パソコンがなくなったら仕事ができなくなる。いや、仕事がなくなる。
ところが、世の中にはパソコンなんぞ触ったこともない、という人もまだまだ山ほどいるのである。その割合は、お年よりに多いようだが、若い人の中にも、パソコンは使えない、という人はいるに違いない。中には、そういうモノに触れると、魂を吸い取られると思っている人も……いないか。
魂はないとして、パソコンがハッスル……いや、違うだろ。パソコンが発する電磁波だか怪電波だかが、体によくないとか脳によくないとか、目が悪くなるとか頭が悪くなるとか性格が悪くなるとか、不妊症になるとかインポになるとか色情狂になるとか。色々なことが言われている（言われていないことも混じっている）ようだが、本当のところはおそらくまだわからない。たとえ身体に悪いとしても、それが純粋にパソコンだけのせいなのか、それとも他の要因も混じっているのか、判断するのはかなり難しいだろう。
そうはいっても、どう考えても明らかに目には悪い。子供のころには、テレビを見るときは１メートルだか３メートルだか離れてミロ……じゃなくて、見ろといわれたのだが、パソコンのモニター見るときにそんなに離れちゃったら、字が小さすぎてなんにも見えない。しかも、デスクトップパソコンなら本体とモニターを多少は引き離すこともできるが、ノートパソコンでそれをやろうと思ったら、３メートル離れたところからキーボードに届く腕か、３メートル伸びる首が必要になる。明らかに人間技ではない。いや、もしかしたら、パソコンを使いつづけると、人間はそういう風に進化するのか？ まあ、現実にパソコンを使っているときに、なるべく離れてモニターを見ようとしている人はほとんどいないから、結局人類の目はどんどん悪くなる。
そうなると喜ぶのは、眼科と眼鏡屋だろう。
そういえば、うちの近所にはやたらと眼鏡屋が多い。そんなに眼鏡屋ばっかりあったって、それほど客が入るもんじゃないだろう、と思っているのだが、あまりつぶれる店がないところを見ると、そこそこ儲かっているのかもしれない。
しかし、人類のほとんどが目が悪くなるとして、その場合は、人類のほとんどが眼鏡かコンタクトレンズを使用するようになるわけだから、当然、眼科医だって眼鏡かコンタクトをしていることになる。医者の不養生と言われて儲からなくなるような気もするが、おそらくそういうものではないだろう。鼻水たらした耳鼻科医とか、肺病病みの内科医とか、精神を病んでる精神科医とかなら別だが、眼科医が眼鏡かけてても誰も気にしないだろう。そもそも、鼻水たらしてたりしたら、それが耳鼻科医じゃなくて外科医でも、客……じゃない、患者はよりつかないだろう。
そういえば、あんまり気づいている人はいないのかもしれないが、眼鏡やコンタクトって、実はすごい発明なんじゃないか、という気がする。これって、言い方を変えると「視力強化装置」なわけですよ。知力や体力を簡単に強化してくれる装置はないのに、視力は簡単に強化できちゃうんですね。ちなみに、聴力強化装置というのもありますが。まあ、この展開でいくと、精力強化装置ってのはないのか、という話題が出てくるのも時間の問題なんですが。って、すでに出てるし。
そういう事情なので、いつも眼鏡を使っている人は、眼鏡をかけるときには、しっかりとポーズを取って、「視力強化装置、装着！」といいながらかけなきゃいけませんよ。その場合、ある年齢を超えたほとんどの人は、「装着！」ってないい方ではなく「ジュワッ！」と言いそうな気がする。少なくともわたしの場合はそうなる。ウルトラセブンを知らない人には通じないだろうが。
最近のウルトラマンシリーズはほとんど観ていないので、なんともいえないのだが、個人的にはウルトラセブンが一番好きである。今観ても、ストーリーとしてはなかなか面白い。怪獣や宇宙人の造型がチャチだ、という批判はあるようだが、ウルトラマンに出てきたジラースのような手抜きよりは、よほどマシな気がする。
そういえば、ウルトラマンＡの第一話の、逃げる子供たちの中にわたしがいる、という話はしたことあったっけ？ あったような気もするが。ビデオで観ても、はっきりとはわからない程度だから、出ていると言えるほどの出かたじゃないんだが。
確か、小学校五年生のときに、日給７００円のバイトだったと記憶している。その後、テレビに出演した経験はない。いまだに出演依頼はない。あるはずがない。
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