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芳醇な香りってどんなん? |
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2006.03.21
かつて、目覚めが悪かったときに、どうしたら朝すっきり目覚めることができるようになるのか知りたくて、いろいろな本を読み漁った、という話は、どこかに書いたっけか? もしどこにも書いていなかったとしても、最初の一文で「ああ、そういうことをしていたのね」と理解していただけたものとして、先に進む。これを、筆者と読者の阿吽の呼吸という(かどうかは定かではない)。 いろいろと読んだ中に「香りで目覚める」というのがあった。まあ、今ならばアロマテラピーの一言で済んじまうんだが。 やり方は簡単。眠る前に枕元に、お香だのアロマオイルだのポプリだの果物だの植物だの動物……はありえないか。とにかく、香りのするものを置いて寝ろ、と。その香りによって、良い眠りを得ることができる、というわけだ。 もちろん、どんな香りでも良いというわけではない。いくらなんでも、枕元に強烈な○んこの匂いだのゲ○の匂いのするもの(もしくはその現物)を置いたのでは、おそらく熟睡できない。人によっては、それらの匂いで熟睡できる、という人もいらっしゃるかもしれないが、わたしには無理だ。 まあ通常は、良い香りのするものを置く。 その効能はいろいろで、熟睡できる、安眠できる、というのやら、スッキリと目が覚める、なんてものもある。このあたりは、だれかアロマテラピーに詳しい人に聞いていただきたい。わたしに聞かれても、わからない。本を読んだんじゃないのかって? 残念ながら、覚えちゃいない。読んだ内容をちゃんと覚えていられるほど頭が良ければ、いまごろこんなところでこんな文章書いちゃいない。 で、熟睡できるだの安眠できるだの、というやつは、まだなんとなく納得できるのだが、スッキリと目覚めることができる、というやつが、わたしにとっては疑問だった。いや別に、その香りではスッキリしないだろうというような香りが紹介されていたとか、香りでスッキリ目覚めるなんて無理だろうと思ったとか、試したけどダメだった、というわけではない。そもそも試しちゃいないけど。 朝スッキリ目覚めるために、枕元にスッキリした気分になれる香りのするものを置け、という説明が、どうしても納得できなかったのだ。平たくいうと、すっきりする香りのするものを、いったいいつ枕元に置けばよいのか、ということがどこにも書いてない。 まさか、寝る前に置いちゃうわけにはいかないよね。そんなことしたら、スッキリして目がさえてしょうがない。じゃあ、朝起きたら置けばいいじゃないか、ということになりそうだが、こちとら朝起きられないから何とかしようと思っているのである。なのに、朝起きたら枕元にそれを置く、というのはどう考えても不可能である。置けるなら置く必要がない、という理不尽極まりない状況に陥る。 わたしの考えでは、目覚めがスッキリする香りは、これから起きよう、という時刻に香り始めてもらわなければならない。なので、当時わたしが考えたのが、そういう目覚まし時計はないのか、ということ。セットした時間になると、スッキリする香り(いや、売りとしては別に、スッキリに限定しなくてもいいんだが)が漂い始める。で、頭の内側から少し覚醒させておいて、しばらくしてからベルが鳴る。ベルが鳴っても起きないのは、もう愛していないから。ってそりゃ前回の話か。 もちろん10年以上前の話なので、そんなものは存在していなかった。あったとしても、おそらくむちゃくちゃ高かった。いや、高いったって、部屋に入らないぐらい縦長とか、そういう意味じゃなく。 まあ、これだけアロマテラピーが市民権を得ているのだから、今はおそらく存在しているに違いない。いまさら欲しいとは思わないが。いや、だから、でかいからいらないんじゃなく。んなものは昔も今もいらない。 そういえば、一時期流行った例の古時計の歌。覚えたばかりのころには「大きなのっぽの古時計、でかすぎて使えない〜」と歌っていたのを思い出した。子供のころからバカだった。いや、単に治ってないだけか。死ぬまで治らないというし。 実は、今回の匂いも、前回の音と同様、入り口でシャットアウトできない情報なのである。とりあえず全部取り込んで、脳が取捨選択している。これはおそらく生物学的に見れば、身を守るためとかなんとかいう理由なのだろうと思う。つまり、眠るために目を閉じても、危険が察知できるように、音と匂いは取り込んでいる、と。たぶん。 となると、実は目覚めるのに適した匂いというのは、良い香りではなく、むしろ、身の危険を感じるような香りなのではないだろうか。たとえば、強烈なう○こだの○ロだのの匂いとか。まあ、それに身の危険感じるかどうかは別にして。 |
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