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映画「セイント」&「スピード2」 |
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1998.02.08
劇場公開当時、見ようかどうしようか迷ったあげく、結局タイミングを逸して見なかった2本です。結果的には劇場には行かなくてよかったようです。なんせ、感想文のようなものまで二本立てですから。 まずは「セイント」 これって、かなり古い小説が原作になってます。とはいっても、その小説読んだことないんですけどね、わたしは。主人公は、泥棒。一応、義賊ということになっていて、日本でいえばねずみ小僧ってとこですか。いや、盗んだ金を貧乏人に配るってことはしないから、どっちかっていうと、石川五右衛門かなぁ? 犯行現場に、必ず聖人のマークを残してくることから、「セイント」と呼ばれています。と、これが原作の方のあらましのはず。ですが、記憶がはっきりしないため、自信はありません。今度、ちゃんと調べておきましょう。(って、本当はちゃんと調べてから文章書くのが筋ってもんだぜ) かなり昔に、テレビシリーズ化もされたはずですが、わたしは見てません。感じとしては、「スパイ大作戦」の個人版か、「スパイのライセンス」って感じでしょう。って、「スパイのライセンス」を知ってる人は少ないか? さて、映画の方はといえば、主人公は変装の名人で、色々な人に変装します。で、その時に名乗る名前が、必ず聖人の名前ってことで、ついた名前が「セイント」。キリスト教徒でないわたしにはよくわかりませんが、なんでも、キリスト教の聖人というのは、一年365日、それぞれの日に一人ずつ設定されているそうで、それだけ数がいるんだそうです。キリストが乗ったタクシーの運転手とか、飯食った時のレストランのボーイとか(いやもちろん、どっちもいい加減ですけど)、そんな人まで聖人扱いになってるそうですから、少なくとも365人には変装できるってことでしょうね(笑) 小説で犯行現場に残してくる聖人のマークは、映画では物語の最後の方まで出てきません。 感じとしては、「続編作るぞ!」って感じなんですが、できないんじゃないかなぁ。作っても、客は行かないだろうし。 つまらない映画じゃぁないんだけど、今一つ何かに欠ける。何が足りないのか、と思ったら、主人公が格好良くない(笑) いろんな変装をするんだけど、一番似合ってるのが、出っ歯の新聞記者ときては・・・・ 個人的には嫌いな内容じゃぁないんですけどね。 あと、どうやらセイントを追い続けているらしい刑事が出てくるんですが、これがまた、役に立たないのを絵に描いたような役でして。はっきり言って、いなくてもいい役でした。 続いて「スピード2」 ご存知キアヌ・リーブス主演の映画の二作目だと思ってたんですが、いやあ、あの映画、主演はキアヌ・リーブスじゃなくて、ソンドラ・ブロックの方だったんですね。 一作目は劇場で見たんですが、この二作目は劇場に見にいかなくてよかった。 そもそもこの脚本、主役の男優を変える必要はないんですよ。というよりも、たぶん、もともと主役を変えるつもりはなくて、キアヌ・リーブスのまま行くつもりで書いた脚本なんじゃないかなぁ。それが、どんな理由かは知りませんが、キアヌ・リーブスが出られなくなったために、脚本の方もちょいと手を加えて・・・・という雰囲気が見え見えです。しかも、「スピード」というタイトルに躍らされて、スピード感を出そうとしたんでしょうが、手持ちのカメラで撮影した画面が見づらい見づらい。いくら船の上が舞台だからって、見てるこっちまで船酔いさせてどうするっての。 で、前作では、エレベーター、バス、地下鉄と、舞台が変わりましたが、今回はほとんどずっと船の上。そのせいで、スピード感が出しにくかったんでしょう。船の上での色々な事件が、こまかくちょろちょろとたくさん出てきます。これがいけない。筋そのものにメリハリがなくなって、見ていて疲れるだけです。 感じとしては、「スピード」の続編でなくてもいい、って雰囲気ですし、「ダイ・ハード」の四作目や、「沈黙の戦艦」の三作目として出しても違和感なかったんじゃないかな、と。いや、まったく独立した作品としてだした方がよかったかな? ちなみに、スティーブン・セーガル主演の「沈黙」シリーズは、日本ではすでに三作目まで出ていることになってますが、日本で「二作目!」として公開された「沈黙の要塞」は、あれはシリーズ内の作品ではありません。だって、あの作品は、主人公がライバックじゃないもの。なんで、あんな公開のしかたしたんだろう? それはそれとして、悪役のウィレム・デフォー。彼を見るたびに「ヒロミに似てるなぁ」と思ってるんだけど、そう思ってるのはわたし一人ではないはず。実は今回、これをいいたいがためにこのページを書いたのでした。 |
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