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映画「MIB2」 監督:バリー・ソネンフェルド 主演:トミー・リー・ジョーンズ/ウィル・スミス |
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2002.08.12
実は観ようかどうしようか迷っていたのですが、一作目も劇場で観てしまったことだし、ちょいと暇でもあったので、観てまいりました。もっとも、あと二週間ぐらいで劇場公開は終了してしまうでしょうから、半年後ぐらいに出るであろうビデオを借りる時の参考にでもしていただければ幸いです。基本的には、前作同様、ビデオで充分な作品ですから。 しかし、一作目って四年近く前の作品なんですねぇ。映画の中でも前回から五年経っていることになっています。 新人だったエージェントJも今ではトップエージェントとして活躍していて、ヘマばかりしている新人と組んでいる。これまでにもヘマをした新人に何人も「ピカッ!」をやって記憶を消してばかりいるので、ついに犬型エイリアンを相棒につけられてしまう。というところからお話しははじまります。 前作の「感想文のようなモノ」を読むと、かなりけなしてますが、今回は実はそれほどけなすところはありません。というのも、「スター・ウォーズ」と一緒で、あまり期待せずに観に行ったからなんです。まあ、SFXに関して言えば、前回よりもかなりグレードは上がってます。それだけCGの技術が上がったということになると思いますが。 お話しに関しても、前回よりもよっぽどわかりやすい。敵が何を狙っているのか、主人公たちが何をしようとしているのかが、前回よりもわかりやすくなっているためです。 この手のドタバタコメディー系アクション物の場合、複雑なお話しは必要ありません。ストーリー上で必要な謎は、全体を通して追いかけるべき大きな謎を中心に、枝葉のような小さな謎が出てはすぐ解決する、という状況にしておいた方が、観ている方は安心して観ることができるのです。 敵が狙っているのは、「ザルタの光」と呼ばれているもの。それを手に入れるために、いくつもの星を破壊し、地球でも何人(?)ものエイリアンを殺していきます。二十五年前にも同じようなことがあり、そのときに腕利きのエージェントが「ザルタの光」を宇宙に送り返しているので、すでに地球にはないはずなのに、いったいどういうことなんだ、ということで、二十五年前に担当したエージェントに確認を取ることになります。これが、前作のラストで記憶を消去され、一般市民に戻ったエージェントK。 このあたりの設定の使い方はうまいといっていいでしょう。前作の「感想文のようなモノ」の中で、続編作るときに困るだろう、というようなことを書いていますが、逆にそれを利用してエピソードを作ってしまうあたり、なかなかみごとなものです。 五年経ち、一流になったJと、かつては一流だったのに記憶を失っているために新人のようになってしまうKとの立場の入れ替えと、記憶が戻った後に再度立場が入れ替わるという設定は、前作を観ているひとならば、それだけで充分楽しめます。 ただ、少し文句をつけるとすれば、記憶を失っている間の生活の描写がほとんどないので、そのあたりのギャップやら記憶を取り戻そうと思うあたりの動機付けのようなものが、少々物足りない感じがする、ということでしょうか。それと、どうせ記憶の再生を中途半端にするなら、もっとはっきり中途半端な状態にしてしまえば、それだけでもかなりギャグが作れたと思うのです。たとえば、余計なことは思い出しているのに、肝心な分部の記憶だけはしっかり消去されたままとか、ホントに思い出していないのか、Kがとぼけているだけなのか、というようなシーンも作れたんじゃないかなぁ、と。まあ、そのあたりの設定やら状況やらは、文句をつければいくらでもつけられるような内容ですが、気にするのはよしましょうか。 伏線の貼り方もまあまあで、前半で使ったネタを後半になってからちゃんと使っていたりもします。 そういえば、JだのKだのという名前、エンドロールでは「JEY」だの「KEI」だの(スペルは違うかも)と表記されていたような気がするんですが、あんまり気にしないことにしましょうか(笑) 有名人も何人も出ているようで、あの「スパイ大作戦」のピーター・グレイブスは本人の役で出てくるし、あのマイケル・宇宙人・ジャクソンもでて来ます。特にマイケル・ジャクソンの場合は本人が監督に頼み込んでの出演だそうです。 映画を観慣れている人が観た場合、いくつかの分部でオチが見えてしまうこともあるかもしれませんが、あまり気にしない方がいいでしょう。特に「ザルタの光」というのがいったいどういうものなのかということは、ラスト近くになるまで観客には知らされませんが、観ながらあまり真剣に考えないように。下手するとわかっちゃいますから(笑) |
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