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映画「ターミネーター3」 監督:ジョナサン・モストウ 主演:アーノルド・シュワルツェネッガー |
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2003.07.14
前作から十二年もたっているのだそうです。今前作を観ても、そんなに古い感じはしないのですが、時のたつのは早いものです。 前作を観たあとに、わたしは必ず三作目ができる、と考えていました。まさか十二年もかかるとは思ってなかったんですけどね。そのとにき立てた予想では、三作目では最初はシュワルツェネッガーは普通に人間として出てくるはずでした。青年となったジョン・コナーに戦術を教える師匠として。スカイネットがそれを利用して師匠そっくりのターミネーターをジョンの元に送り、師匠はターミネーターと戦って死んでしまう、というのがわたしの立てた予想だったのですが、さすがにそんな予想はまったく無視されました。 それはいいとして、この作品です。 正直にいってしまうと、あまり期待してしまうとちょいとがっかりするかもしれません。いや、それほどできが悪いわけじゃないんですが、大雑把な展開を見ていると、二作目とどこが違うの? という感じがしてしまいます。いや、ホントに、そんなにひどい出来じゃないんです。ただ、前の二作と比べるとちょっと負けた感じです。 ひょっとすると、監督がキャメロンじゃないからかもしれません。なんでキャメロンがやらなかったのか知りませんが。 たとえばアクションシーンがなんだか少し見づらい気がしました。キャラクターが動いているのに、カメラも一緒に動いているシーンが多くて、キャラクターの動きがとらえにくいのです。 ストーリーも、先に書いたように、二作目との大きな違いが実はありません。新型ターミネーターが来て、それを阻止するために、というかジョンを守るために少々旧式のマシンが後を追ってきます。あとは双方のチェイスとバトルが繰り返されるだけです。 たしかに新型ターミネーターは新型ですが、個人的な感想では前作のT−1000の方が強かったような気がします。そもそも何で女の姿なのかがわかりません。映画の中でも説明はなかったようです。男の姿になっちゃったりもするんですから、基本が女の姿なのが意味不明です。 そうそう、ターミネーターが未来から送りこまれて来た場合、最初は必ず全裸の状態です。期待している男性も多いでしょうが、残念ながらその期待は裏切られます。新型(T−X)のヌードは、ほとんど拝ませてもらえません。けちっ! 追ってくる旧式の登場シーンは、前作のパロディになっています。このあたりは、前作を知っているとかなり笑わせてもらえます。前作を見ていない人、あるいは忘れてしまっている人は、必ずビデオか何かで復習をしてから観るようにしましょう。 復習といえば、今作にもドクター・シルバーマンが出てきます。誰だそれは? という人は、一作目と二作目をきちんと観ておきましょう。ただし、役者が同じかどうかはわたしも知りません。 しかし、なぜ前作でも今回でも、旧型を助っ人として送りこんできたのか、というのが実は謎なんですが。もっと新型を送りこんでくれればいいのに、という気がしなくもありません。まあ、今作に関しては、そのあたりの説明は一応ちゃんとされていますが。 なんだか例によってけなしてばかりですね。ついでにこのままもう少しけなしておきましょうか(笑) T−Xで残念なのは、変身できるのにほとんど変身してくれないこと。あと、前作でT−1000がやってくれていた、汚れた姿を綺麗に直す、というシーンがなかったこと。わたしあれが結構好きだったんですが。 あと、スカイネットってのは学習能力がないんですかね? 過去にターミネーターを送りこむ時に、目立たないようにするという考えが浮かばないようで。もっと目立たないように行動すれば、目的も達成しやすいだろうに。まあ、彼らが人間世界に溶けこんで行動しちゃったら、この映画は面白くなくなっちゃいますが。 あと、シュワルツェネッガーが演じるターミネーターが、少しずつ人間くさくなっているような気がするのですが、わたしの気のせいでしょうか? 同じ機体が何度も来ているわけではないのですから、学習しているわけはないんですが。 と、さんざんけなしていますが、それほどひどい作品じゃありません。あらすじ一切書いてないのがその証拠。つまんなかったらもっとばらしてますって。 ラストはまあ、予想する人は予想するかもしれませんが、予想できなかった人には「そういう終わり方かい!」という感じかもしれません。続編ができるかどうかは、難しいところでしょうが、わたしとしては、これで終わりにしてもらいたい気がします。 |
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