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映画「シックス・センス」 監督:M・ナイト・シャマラン 主演:ブルース・ウィリス/ハーレイ・ジョエル・オスメント |
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1999.11.14
さて、前にもいっているように、わたしは「衝撃のラスト」とか「結末は誰にも喋らないでください」という映画は、「なぁにいってんだか」と思いながら観始めることが多いのですが、この作品はなんと、本編が始まる前に、主演のブルース・ウィリスからのメッセージが画面に出てきます。曰く、 「この映画のストーリーには”ある秘密”があります。これから映画をご覧になる皆様は、その秘密をまだご覧になっていないお友達やご家族に、決してお話しにならないようお願いします」 当然、これを見たわたしは、 「ほほう。そんなすごい秘密があるのか。こりゃ楽しみだ」 と思って、メモの用意をするわけですよ。あとで突っ込みいれるために(笑) ついでにこのメッセージに突っ込み入れると、「その秘密をまだご覧になっていない……」の「秘密を」の後ろに読点を入れてほしいぞ、と(笑) で、もちろん、観ている間にいくつかメモを取りました。取りましたが、すべて使い物にならなくなってしまいました。なんせ、その「秘密」がわかった瞬間に、突っ込みいれる余地がなくなっちゃったんですから。 ってことで、今回はネタばらしができないどころか、下手な突っ込みを入れることすらできません。ほんのわずかな突っ込みでも、ネタばらしに繋がっちゃう恐れがありますから。とりあえず、劇場に行って、驚いて来てください。終わり。 ってわけにもいかないだろうなぁ。 この作品、もっと評判になってもいいと思うんだけどなぁ。すでに結構空いてたなぁ。 たぶん、これまでにも、同じような秘密を持った映画ってあったんだろうけど、わたしはかなり驚いてしまいました。思わず、続けてもう一回観ちゃったぐらいで(笑) で、もう一回観ると、色々なところに「あ、これはそういう意味だったのか」という表現があります。ただ、二回目には二回目なりの突っ込み場所がありまして(笑) で、ここから先は、この作品を観ていない人は絶対に読んではいけません。「どうせ観に行かないからいいや」とか「ネタばらしったって、いつもテキトーにぼかしてるじゃん」とか思ってはいけません。いいですね? さて、先に誉めちゃいましょうか(笑) 誉めるったって、単に初回に観たときの突っ込みメモに、ちゃんと回答をしてくれていたことを上げるだけですが(笑) 「なんで仕事場が地下室?」 「なんで地下室の鍵がいつも閉まってる?」 彼の仕事関連のものって、つまりは奥さんにとっては、彼の遺品だったからですね。 「なんでいつもビデオがついてる?」 そりゃもう、思い出のビデオですから。 「この医者、子供とふれあわないじゃん。ホントに優秀なの?」 ふれあえないんですね。死んでますから。 「(奥さんの店の)ガラスの割れ方変じゃない?」 なんせポルターガイストですから(笑) まあ、こんなところですか。あとは、二度目に観て、「おお!」と思ったところとして、 「奥さんはいつも寒そうにする」 「マルコムは、コール以外の人とは会話を交わしてない」 「マルコムはいつも同じシャツを着ている」 などがありました。 あ、マルコムが結婚指輪を、最初はちゃんとしていて、そのあとちゃんとしてなかったかどうか、確認するのを忘れてました。マルコムに対する少年の態度も、二度目に観ると、ちゃんとそれっぽくみえて、あちこちで評価されている彼の演技力にも納得がいきます。 では突っ込み(笑) 二回目に観て最初に感じたことは、「コール少年は、マルコム先生のケアを受けることにした時点で、すでに乗り越えちゃってるんじゃないの?」ということでした。それはまあ、まだ一歩踏み出しただけ、という取り方もできますから、よしとしましょうか。 ただ、他の幽霊のときには、コール少年の吐く息が白くなるのに、マルコム先生のときにはならない、というのが、ちょっと気になりましたが。 あと、母親は、少年の部屋にある隠れ家の中が、どうなっているのか知らないのかなぁ、という疑問。あの中を見ていたら、もっと心配になってもいいんじゃないか、と。 それから、ラストでマルコムが気づくシーンには、少年の「彼らはお互いに見えていない」というセリフもかぶらせてほしかったかな。同時に、フラッシュバックで、学校の首吊り家族のシーン(マルコムには見えていない)を入れておけば、マルコムが気がついていなかった理由も、観客にすんなり入ってきたでしょうし。 あと、気になったのは、コール少年と最初に出てきたビンセント。二人とも、右のこめかみあたりの髪の色がちょっと違うんですね。このあたりに、なにか繋がりがあるような気がしなくもないんですが、その辺の説明はありませんでしたねぇ。 |
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