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2003.08.01
なんですか、無断転載事件が掲示板の方で話題にあがっちゃってまして。事件といってもたいしたことじゃありませんが、このエッセイのようなモノをリアルタイムで読んでいない人もいらっしゃるでしょうから、一応説明しておきましょうか。
平たくいえば、わたしが書いた「間違い電話」という小説を、よその人があたかも自分が書いたように自分のサイトに掲載していた、ということなんですが。たまたまうちのサイトの読者の方がそこを見て、わたしのところに「掲載許可は出しましたか?」と聞いてきてくれたので発覚したわけです。もちろんそんな許可は出してませんし、仮に出していたとしても誰が書いたものかは明確にしておくのが礼儀でしょうから、転載までは許せても、自分が書いたような顔されちゃうとちょっと困るわけですよ。
ちなみに、今日現在(日付はこのページの上の方にあります)すでにそのサイトにいっても無断転載の証拠は残っていません。次の無断転載元を探してるんじゃないか、という噂もありますが(笑)
まあ、長くやってるとこんなこともあるのかな、という気もします。ひょっとしたら、今までも気がつかなかっただけで、無断転載だのパクリだの、されてた可能性もあるんですが、あんまり気にしてませんでした。
今回の無断転載に乗じてか、「自分のサイトに小説載せさしてください」なんてぇメールも来ましたし。これは冗談で送って来たんだと判断して、ちゃんんと速攻で「お断りします」と返しておきました。
メールといえば、わたしは「著者近影」というコーナーで、特技の欄に「たばこの煙でわっかを作ること」と書いてるんですが、それを読んだ方から「作り方を教えてください」というメールが来ることがあるんですね。それ自体は別にかまわないんですよ。かまわないんですが、その文面が「煙でわっかを作る方法を知りたいでーす」だけだったりすると。しかもタイトルはない、本人の署名もない。もちろん時候の挨拶なんぞあるはずもない。ほんとにその一行だけ。一瞬携帯メールかと思ったぐらいで。こういうのが困ります。本気なのか冗談なのか判断できませんから。
しかもどういうわけか、一時期立て続けに同じようなメールが届きまして。アドレスが違うから別人だとは思うんですけどね。ひょっとして何人かでしめしあわせてやってるんじゃないか、と思いたくなるぐらいでした。
もちろん、そんなメールばかりではありません。ちゃんと挨拶からはじまって、丁寧な文体で「教えてもらえませんか?」と書いて来る人だっています。
どちらがもらってうれしいメールかは、自分が受け取ることを考えれば一目瞭然ですね。
この「エッセイのようなモノ」の中に「質問と回答のサンバ」というのがありまして。そこを読むと、その手のメールに対してわたしがどういう対応をするかわかると思うのですが。実はあれ、あくまでも仕事だったからやったことなんですね。仕事であれば失礼なメールに対してもちゃんと答えます。でも、このサイトは趣味でやってますんで、わたしの趣味にあわないものは平気で切り捨てます。
さて、転載だのパクリだのでなく、リンクというのも、ネットの世界ではあたりまえのように行われています。サイトによっては、リンクは必ずトップページに張ること、とか無断リンクはお断り、なんて言ってるところもありますが、まあ、リンクに限っていうと、どこで誰がどうリンクしてるかわかりませんから、それに対しては目くじら立てないようにしてます。検索サイトで検索してみると、結構色々なところでリンクしてくれていたり、紹介してくれていたりするので、こちらとしては非常にありがたいと思っています。まあ「ここ、面白くねぇよ」ってなコメント付きだと悲しくなっちゃいますが(笑)
で、転載でもなくリンクでもなくもちろん無断でもパクリでもない、雑誌掲載のお知らせです。「暮らしとパソコン」という雑誌の9月号に載るそうです。まあ、たぶん画面の写真とちょっとしたコメントだけでしょうが。あと、その雑誌のサイトでもうちへのリンクを張ってくれるようです。
雑誌で紹介されるのは久しぶりです。以前雑誌で紹介されたものは、報告したこともありしなかったこともあり、たしか3、4回はあったと思うのですが……実はよく覚えてないんです。ひょっとして、掲載してくれる雑誌をきちんと紹介しなかったから、最近は雑誌掲載の依頼が少なくなってきたのかもしれません。ということで今回は宣伝してみました。でも、雑誌の売上あがってもわたしには影響ないんで、特に買わなくても……ってなこと書くと、また掲載依頼が来なくなるな。
しまった、今回は全体的に文体が気弱だぞ。なんでだ?
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