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2004.01.21
新年あけましておめでとうございます。 今ごろなに言ってんだ、という声が聞こえてきそうな気もするが、たしか旧暦では今ごろが新年のはず。一日ぐらい早いかもしれないけど。旧暦に限らず、宗教だの思想だのが違う国にとっては、われわれが普段使っている一月一日が、同じように一月一日になるとは限らないのである。 そもそも、どうして今の一月一日が一月一日になったのか、というか、誰がいつどういう理由で、今の一月一日を一月一日にしよう、と決めたのか、というようなことは、あまり深く考えたことがない人が多い。 たとえば、今夏至だの冬至だのといっている日を一月一日にしたって、よさそうなものではないか。なにしろ昼が一番長い日だの夜が一番長い日だのなわけだから、ここをスタートの日、とした方が切りが良いような気はしないか? 現に、その日を新年と定めている、国だか宗教だか会社だか町内会だかが、あるとかないとかいう話しも、聞いたことがあるようなないような。 というようなことをつらつら考えて、エッセイのようなモノのひとつも書いてみようと思ったのだが、そんなことは誰かに聞くなり、何かで調べるなりすればわかることだろうし、最近は、なんとかいう番組のせいで、役に立たない無駄な知識を、人様に披露するのがはやっているようで、「トリビア」だの「薀蓄」だのという本が書店にあふれていたりする。そうなると、流行に乗るのが嫌いなマックライドさんとしては、たとえ知っていても、人にはいいたくないのである。ということで、その話題は棚上げすることにした。 間違っても、「詳しく知らないんだろう」とか「調べるのが面倒なんだろう」などと思わないように。 さて、新年といえば初詣。初詣といえばおみくじである。たしか、数年前にもおみくじネタで書いたような気もするが、同じネタでも角度を変えれば、また別のお話しになるのである。今回そうなるかどうかは知らないが。 以前にも書いたように、わたしは毎年、初詣に行く神社が決まっている。それはちっとも変わっていない。で、毎年必ずおみくじを引く。それもちっとも変わっていない。ところが、数年前までは、おみくじ引いても吉だの末吉だの小吉だのばかりだったのだが、去年の正月は、なんと大吉だったのだ。そして、今年の正月も大吉だった。二年続けて大吉だったのである。ってことは、こりゃもう、どう考えても、宝くじが大当たりするとしか考えられない。誰がどう考えたって、他になにかあるとは思えないだろう。 わたしは期待に胸を膨らませて、急いで家に帰ったわけだ。年末に買った宝くじの当たり番号を確認するために、急いで家に帰ったわけだ。 にもかかわらず。 おおかたの予想通り、当たりなんてなかったのである。十枚買えば必ずもらえる、参加賞のような、福引でいえばポケットティッシュのような当たりしかなかったのである。 言っとくが、わたしなんて、初詣に行く神社には、正月だけでなく、特に「何の日」というわけではなくとも、近くを通りかかれば、ちゃんとお参りしている、時もあるのだ。初詣のときだけの、一元の客ではないはずだ。賽銭だってケチケチしない。茶色いお金ばかりでなく、時々は銀色のお金を投げることもある。いや、スロットだのゲーセンだののコインでも、お子様銀行のコインでもなく。まあ、ペラペラのお金を賽銭箱に入れたことは、あいにく一度もないが、それはわたしのせいじゃない。それだけのモノが入ってきていれば、わたしだって出している。 墓参りだって、毎月一回欠かさず行く、ことに決めた、今年から。いままでだって、何か困ったことがあれば、神頼みばかりでなく、死んだ爺ちゃんや婆ちゃんや、遠いご先祖様にだってお願いしていた。お礼をしたことはないが。そもそも、死んだ爺ちゃんは、このサイトではわたしのおかげで、わたし以上に有名人のはずである。 そのわたしに、宝くじが当たらないのである。ちっとも当たらないのである。 考えてみると、これまでに宝くじを買って、その一回だけでも黒字になった、ということは一度もない。宝くじは常に赤字だ。 神様も仏様もご先祖様も、いったい何を考えているのだろうか? これだけお世話をし、面倒を見ている俺様に、ちっとも大当たりを出さないとは、いったいどういう了見だ? やる気があるのか、ゴルア! くやしかったら、わたしに大当たりを与えてみろってんだい、べらぼうめ。 まあ、これだけ書いておけば、年内には宝くじのひとつやふたつ、当たるようになるだろう。 その前に、罰が当たりそうな気もするが。 |
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