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2001.06.03
以前にも書きましたが、お話し作りの手っ取り早い方法は、既存のお話しをパクることです。とはいっても、既にあるお話しをそのまま文章にするだけでは、おもしろくもなんともありません。そこで、既存のお話しをパクりつつも、多少はオリジナルのように見えて、なおかつ盗作だの二番煎じだのと言われる可能性が少なくなる方法を考えてみましょう。一番簡単なのは、既に大勢の人がパクっているお話しをパクる、という手です。みんながパクっている分、同じような話しが多数存在してしまうわけで、かなり比較はされちゃうでしょうが、その分あまり文句を言われることはないだろう、と(笑)。
たとえば「シンデレラ」。これは有名ですね。はっきりいって「シンデレラ・ストーリー」なんてジャンルのようなものも存在するほどです。そこで、ここでは「シンデレラ」をベースにして、お話しのパクり方を考えて見ようと思います。同じようなやり方をすれば、他の有名な作品もうまくパクれるはずです。
そして大事なこととして忘れないでおいていただきたいのは、既存のお話しを元にあれこれいじっているうちに、出来上がったものが、元のお話しとは似ても似つかぬものになる場合もある、ということです。もしかしたら「シンデレラ」をベースにしているのにもかかわらず、出来上がったお話しには、猿が一匹出てくるだけかもしれません(笑)。いや、猿じゃなくて毛虫でもなんでもいいんですが。その場合は当然のことですが、元のお話しに固執してはいけません。それどころか、どんどん発想を広げていって、元のお話しとはまったく違うものにしてしまうようなつもりで、色々と考えてください。大事なことはそれです。それがお話し作りなんです。
やりたいことは「シンデレラ」をとっかかりにして、新しいお話しを作り出すことなんですから。
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