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お話しの作り方にも、「登場人物の作り方」と同じような、卑怯な手があります。 ひとつは、既存のお話しをそのまま、自分の手で書き直す、というものです。 映画やドラマ、漫画なんかを小説にすることを、ノベライズといいますが、これがそうです。この場合、お話しを作る必要はありません。お話しはすでにありますから。 ただ、映画やドラマや漫画は、絵で見せるお話しですから、それを文章にしなければなりません。でその段階で、書き手の勝手な想像や、イメージを膨らましていくのです。 もちろん書き直す元ネタは、小説でもかまいません。 お気に入りの小説を、自分の言葉で書き直すのも、おもしろいかもしれません。 ただ、どの場合にも気をつけなければいけないのは、それをそのまま発表することはできない、ということです。そんなことをしても、「盗作」と言われるか「二番煎じ」と言われるか、どちらかです。 そうならないようにするために、別の手があります。 「ネタの集めかた」でも少し話しましたが、既存のお話しの一部を借用して、その前後を自分で作り出す、という手です。 これは、うまくやれば傑作が生まれる可能性もありますが、下手をすれば「盗作」「二番煎じ」といわれてしまう危険があることに、変わりはないんですが.... 他にも方法はあります。 実際にあったことを、そのままお話しにしてしまうのです。 これは、「ノンフィクション」とか「ドキュメンタリー」と呼ばれています。こういう言い方をすると、なんだかすごい内容のような気がしてきますが、要は「事実をそのまま書く」ってことですから、中味はどうでもいいんです。朝起きてから夜寝るまでにあったことを、日記の代わりに小説風にしてしまえばいいんですから。 で、これも、事実をありのままに書く必要はありません。 「ここはこうした方がおもしろいや」 と思ったら、じゃんじゃん変えてしまえばいいんです。それは、ネタ集めに近いものでもあります。そこから発想が広がっていって、事実とはまったく違う、あなたが作り出したお話しができるのです。 |
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